
年々、中古マンションの取引件数は増えています。これは以前に比べ「中古マンションを買いたい」という購買層が増えており、以前よりも新築にこだわる人が減って来たことが背景にあるものと思われます。中古マンションは新築マンションと異なり「うちのマンションを売りたい」という売り主様がいないとそもそも成り立ちません。それでは、中古マンションを売りたいと考える方は、どのようなケースが多いのでしょうか。
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マンション売却理由1位 住み替え
中古マンションを売却される理由として1番多いのは「住み替え」になります。
- 結婚をされたり、お子様が生まれたタイミングでもっと広い家を購入される方
- 旦那様の転勤などで、他のエリアに住む必要が出来た方
- マンションではなく、お子様と二世帯住宅の戸建てに住み替えされる方
このような理由で住み替えを決心し、マンションの売却に踏み切られる方が一番多いのです。
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マンション売却理由2位 相続
2番目に多いケースとしては、相続で売却されるケースがとても多くなっています。お父様やお母様の持っているマンションを相続され、そのまま相続した方が使わずに売却することによって現金化するというようなケースです。ご両親が住んでいるエリアと、マンションの売り主様が住んでいるエリアが異なっている場合は、そのままご両親のマンションに住み続けるというのは難しいものです。また相続される方が兄弟などで複数人に分かれる場合、複数人でマンションを持ち合うというのは現実的に難しいので売却することによって現金化し、相続をする方々で分けるというケースが多いようです。
マンション売却理由3位 住宅ローンの返済
3番目のケースとしては住宅ローンの返済の為に売却されるケースです。残念なことですが、住宅ローンの返済が厳しくなり住宅を売却されることを選ぶ方も数多くいらっしゃいます。
売却理由によって対策が変わる
どのケースでもマンションを売却する必要がありますが、それぞれのケースでマンション売却における優先事項が変わって来ます。例えば住み替えの場合であれば、新しいマンション購入のタイミングと今住んでいるマンション売却のタイミングの調整が重要になってきます。
住み替え先の新築マンションが完成するまで今の家を出て行きたくないのであれば、マンションの売却後引き渡しまで時間が空いてしまうことがあります。この場合引き渡しまでの期間を待ってくれる買主様を見つけ出さなければなりません。中古マンションの購入希望者は「今すぐに引っ越したい」という方が多いので、事前にしっかりと作戦を練る必要があるのです。
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